夏祭りの常連アルバイト

この前まで学生だったので空いた時間でアルバイトをしなければならず、また日数もそんな沢山入れる訳ではありませんでした。 そんな中求人誌に夏祭りの出店での求人というのを見つけました。書いている内容を見るに「単発OK」「1日1万円」などほぼ自分の理想通りだったのですぐに連絡し面接となりました。

面接は主に雇用主(屋台連を仕切ってる人)との面談でした。この雇用主の方が少し強面の方だったので少しうろたえました。しかし学生だったこともありさほど警戒もされず採用となりました。

仕事の連絡については後日改めて携帯の方に連絡していただけるとのことなので安心していました。そして面接から数日経ったある日携帯を見ると屋台の方から着信が入っていたので折り返しかけると『○○日の朝8時に□□に来てくれ』と指示されました。 いや、別にいいんですよ。来いと言われればバイトだから行きますよ、けど指定してきた日は明後日でした。あまりに急な要望に『もっと事前に連絡して来いよ』と心の中で思いましたが運のいいことにその指示された日は大学の講義もなく空いていたので快諾し初出勤することになりました。

そしてアルバイト当日、その祭り会場になる公園に到着したのですが公園自体が広く、雇用主の方がどこにいるか分からず迷いました。電話をかけるも一向に出ないためやむ終えず公園内を歩いて探し回り30分かけてやっと見つけました。『遅かったな、寝坊か?』雇用主の方がそう声をかけて来たので思わず『貴方が電話に出ないせいで歩きまわって疲れたんだよ!』と言いそうになりましたがなんとか踏みとどまり我慢し『すいません、少し迷いました』と言い仕事を始めました。

屋台の流れはトラックで屋台の骨組みや調理で使う道具、ガスボンベなどを現場に持ってきてそれらを組み立てるところから始まります(ボンベや食材の積み下ろし作業が少し肉体労働)。そうして屋台を構えれたら仕込みに入ります。午前中はまだ人も少なく準備がほとんどですがそれも昼までには終わりかなりのんびりできます。

私はりんご飴担当になりました。最初の30分で作り方を教わり『後は任す』と言われ屋台を任されました。これにはかなり驚きました。今まで学生しかしていなかった自分が小さいながらも店を単体で任されるというのはワクワクもしましたがプレッシャーが凄かったです。そしてりんごに串を刺したりしながらのんびりしていると『りんご飴一つください』と初のお客様が来られました。私は慣れないながらも作っておいたりんご飴をお客様に渡しお代をいただきました。

その時凄く達成感を感じたのを今でも覚えています。借り物にしても自分がやっている店に人がやって来て商品を買って行ってくれる、これは他のアルバイトでは味わえない経営者の達成感だと思います。

そして夜は沢山の人がやってきて鬼のように忙しくなりました。しかし色んなお客様とも仲良くなることもでき充実したアルバイト日でした。その後も何度かアルバイトに呼ばれることがありその都度参加させていただきましたがある日講義が入っていたため『その日は大学の講義がある為行くことができません』と伝えました。

すると今まで聞いたこともないような怒声で『ふざけんな、もう人数入れとんじゃけ何が何でも来いよ!』と言われました。確かにアルバイトなのだから参加はすべきなのだとは思うのですが電話を頂いた日の明後日のバイトだった為、急すぎて調整がつけれませんでした。そしてどうしても無理だと告げると『じゃぁもう二度と来なくていい』と言われ一方的に切られてしまいました。それ以降向こうからの連絡はもちろんこちらからも連絡が取れず夏祭りのアルバイトは終わりました。

夏祭りの屋台のアルバイトは店を任されたりと非常に自由度は高かったですが逆に時間などがルーズになりがちでした。なので課題や実験などに追われてる大学生が空きにやるアルバイトとしてはおすすめできません。